2008年04月28日

身代わり

レオン♪.jpg レオン☆.jpg

家の造作などをした場合、
図らずも一家の大黒柱が事故に遭ったり病気になったり、
「命を取られてしまう」などというジンクスがあるようだ。
迷信かとも思えるが、実際にそんな例も少なくなく
気にしないわけにはいかない。

亡くなった実家の母は
「動物を飼いなさい。身代わりになってくれるから。」
と言っていた人で、実家では猫を切らしたことがない。
嫁いで間もなく、母に習って私も猫を飼った。
今のこの子(レオン)で4代目の猫(時間の経過が伺える・・・)。
最初の子(マッシュ)は半年で病死、2代目の子(マフィ)は17年も生きてくれた。

この子と同時代に、「シェルティの子いらない?」
と親戚からもらってきた犬がいた。
母犬は間違いなくシェルティなのに、
この子ときたらいつまでたっても短毛のまま、いわゆるミックスであった。
雷はもとより、少々の雨風にも「ヒ〜ンヒ〜ン」と啼いて
実にしみったれな子だった。名前は「ラッキー」。

何年か前、娘と二人だけで南の島へ行った際
海に入りたくない母を後目に、娘一人で海に入った。
今考えてみても、なんと無謀なことであろうか。
長袖に帽子、それに加えて頭からバスタオルをかぶる念の入れようで
日に焼けたくない母は必死で海にいる娘を目で追っていた。

バチャバチャと遊んでいたかと思いきや
あろうことか浮き輪は手元を離れ、
ブクブクと溺れかけているではないか。
遠浅とはいえ、大人ならいざ知らず、
子供の足では届かない深さらしい。
迂闊だったでは済まされない。
日除けをかなぐり捨て、洋服のまま海に駆け出す母親。。。
たまたま孫ちゃんらしき子供を
フロートに乗せて遊ばせていた欧米人の老夫婦が娘を助けてくれた。
聞こえないかも知れないと思いつつ「サンキュー!」と叫び
大きく手を振った。腰が抜けそうだった。

その2日後に帰路についたが
自宅へ電話した際「ラッキーが死んじゃった。」と知らされる。
空港のベンチで母娘ふたり、大泣きに泣いた。
紛れもない身代わりであろう。

そんなこともあり、やはりペットは切らせないと確信する。
3代目の猫(アッシュ)はなかなか馴染めない子だった。
私が酔っぱらって玄関のドアを開けっ放しにしたらしくて(記憶がない)
そこから逃走、行方知れず。
迷子のビラなど貼って、戻って来るかとしばらく待ってみたが
珍しい品種の猫(ロシアンブルー)、
おそらくどこかの家で可愛がられているだろうと諦めた。

4番目のこの子はまだ4歳。
レオンがいなくなるなんて考えるのもイヤだ。
それに、私と子供達にはすごくなついているが
なぜかうちの旦那には近寄らない。
旦那の身代わりなんて、きっとこの子自体不本意であろう。

あまりなつかない猫を恨めしげに見ては
「犬は飼い主に従順で、表情豊かで、絶対犬の方がいい!」
といつも旦那はそう言っている。
「そうだ、犬を飼おう!」と思い立ったお母ちゃん。
その提案に娘と旦那は喜んだものの
動機が不純だと、倅は猛反対。
身代わりになってもいいなどと思って飼うなんて許せないと言うのである。
そんなこと言われたって、もう何軒ものペット屋さんを巡ってしまっている。
目が合ったら飼わずにゃいられない。

torampu2.jpg

程なくして、めでたくこの子と目と目が合った。
間もなく生後5ヶ月、名前はトランプ。
あれほど反対していた倅が命名してくれた。
自宅に帰っても同じ部屋に一緒にいるなんてことはなかった家族が
今はトランプを囲んで皆でリビングに居る。
芸を仕込んでは笑い、レオンを追いかけ回す姿を見ては笑う。
子供達だって近い将来には巣立っていく。
家族水入らずで過ごす時間、大事にしようと心底思う。
ニックネーム KOTO at 16:10| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記

2008年04月27日

孟宗と山菜の煮物

筍と山菜の煮物.jpg

いやー、山菜の季節到来ですねえ。
これ、つるやの今日の賄いです。
筍と山菜の煮物、20人分なんですけど、足りるかな?
直径40pの大鍋で、お汁をひたひた加減で煮始めて
グツグツ中火で40分。
最初の味見で、ちょっと薄いかな?でちょうどいい。
煮しまって煮汁も無くなる頃に、ちょうどいい塩梅だ。
煮物ってさ、冷めていく段階で味がしみてくるんだよね。気を付けないと。
果たしてお味は・・・・ハハ、ハハ、ハハハハハハ....うんめえ〜!

年と共に煮物が一番になっちゃうものですね。
あやや、うちのジー様(実父81歳)は未だにサーロインステーキが大好きだわ。
子供達にせがまれて仕方なく焼き肉屋に行けば
孫達と競って特上カルビだの特上ロースだのをむさぼるジー様。
アタシなんか野菜焼きと海鮮焼きしか食べないのにさ。。。

子供達から焼き肉行きたいと懇願されるたび

母「ママなんか葉っぱとイカしか食べないんだよ。
  なのに何万円も払うのは釈然としない。」

子「んじゃ、おじいちゃん誘わないで行こ!」

母「あ、そうか。」

果たして支払いは・・・やっぱ安い。。。
ジー様、いったいどんだけ食べてんだ?

いや、でもね、ジー様の年齢を考えれば、
あと何年一緒に食事に行ったりできるんだろ、なんて考えちゃいます。
一緒に食事に出掛けられるなんて、すごく幸せなことなんですよね。
マイ旦那の懐の深さに感謝<(_ _)>
ニックネーム KOTO at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | お料理

2008年04月18日

おまけ

完結編を書いてしまってから
「あの『ヌハハハ』の部屋どうなった?」と
お問い合わせをいただきました。
ただ今【真鶴(まなづる)の間】は丁度桜が満開、
花見頃となっております。

119-さくら 001.jpg

あいにくの雨模様ではございますが
こんな日にはお風呂の窓をドバッと開けて
半露天にしてお風呂に入っちまいましょう〜。
お風呂で花見酒・・・いいねえ〜〜ヌハハハ〜♪
(呑むことしか考えてない.....)
ニックネーム KOTO at 14:10| Comment(1) | TrackBack(0) | 改築物語

2008年04月10日

「つるや」の悩み・・・

およそ100年前、明治の末のこと
田圃に引く灌漑用水を掘っていたら温かいお湯が出た!
これが天童温泉の始まりです。
お湯が出てからの10年間に何軒かの湯宿ができました。
その中の一つが「つるや旅館」でありました。
なぜ「つるや」と名付けたか.....

昔々、ずーっと昔のその昔、このあたりの小高い山々は
ぜ〜んぶくっついていたそうな。(「出羽の三森」の話)
その形を上から見ると、丁度鶴が飛んでいる様な形に見えたとか。。。
飛行機も気球もない時代に、一体誰が見たんじゃい!?
という疑問もありますが、まあそこは
「天から童が舞い降りた」という謂われがあるように
メルヘンチックに考えましょうか。
そんな訳もありまして、
天童には「鶴」にちなんだ名前のお店が多数ございます。
「舞鶴堂」「舞鶴荘」「舞鶴石油」「まいづる薬局」etc.
そして「つるや」です。

この「つるや」という屋号、
ここに改めて書くまでもなく全国に多数ございましょ?
お客様から「○○温泉のつるやさんとはご親戚?」とか
「ゴルフのつるや杯とは何か関係があるの?」とか
とにかく「ああ、またか」と思っちゃうほどの質問の頻度。
その都度、何の縁もないことを笑顔でご説明致します。
が、そう笑っちゃいられないような事件?が最近起きてしまいました。
山形県内にもう一軒「つるや」があります。
蔵王温泉五感の湯つるやさんです。
以前はよく手配の間違いなどがございました。
最近は、と言ってもここ10年くらいでしょうか
双方名前の上に、あちらは「五感の湯」こちらは「檜風呂の宿」と
サブタイトル?をつけるようになってから間違い、勘違いが
少なくなった様な気がします。
同業者の集まりなどで女将同士が顔を合わせれば、必ず
「最近少なくなりましたよね〜」と言う言葉が挨拶代わりでした。

なのになのに、この春から出ているある旅行会社さんの企画商品
うちのコーナーに見たこともないお風呂が載ってて、あ〜らビックリ!
「もしや?」と思い、蔵王温泉のページをめくってみたら......
「ビンゴ!」でした。

南東北版 001.jpg

このパンフレットを作る時点では
うちの露天風呂は影も形もなかったのです。
と言うより、リニューアルとか露天風呂の設置とか
そんなの全く決まってなかったわけで
もしこの写真を見て天童のつるやを選んでいただいたとすれば・・・・
ああ恐ろしい。。。
露天風呂作っちゃったからよかったものの
「露天風呂ありません」じゃ、詐欺になっちゃうべ。

しつこいようですが、うちの露天はこんな感じ。

男子露天.jpg

玄武岩でできた湯縁は鶴の羽根をイメージしたんですと。
ココをご覧下さい。
そんなの知らなかったよー!感激だわ!

そうそうパンフレット、
間違った掲載なので、取り扱い店で「天童つるや」へ入力した際には
「写真の露天風呂とは異なる場合がございます」
という注意事項が画面に出るそうです。
「間違った掲載」と「異なる場合がある」のは同じ意味合いなのか?
何だか釈然としない。

それに輪をかけて蔵王のつるやさんのアンケート結果が
天童のつるやに入って来ちゃった。
ここまでくるとマイ旦那もさすがに激怒!
女将の私が怒ったところで「カカアのヒステリー」
くらいで済まされちゃうかも知れないけど
うちの社長さん、怒ったら恐いよ〜。。。

こういう間違いはよくあることなのでしょうが
ちょっとした間違いが大きな問題になっちゃうことありますからね、
慎重にやっていただかないと困ります。
何社か取引がありますが、他のところでは何等問題は発生しておりません。
今更名前を変えるわけにもいかないし
これは永遠のテーマになっちゃうのかな?
ニックネーム KOTO at 16:03| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記

2008年04月05日

改築物語 完結編

genkan2.jpg

だいぶ時間が経過してしまいましたが、
3月26日、無事にグランドオープン致しました。
ロビーはすでに完成していたし、大浴場ももう出来上がっていたので
正直申し上げて「オープン!」という実感はなかったのですが
こんなふうにたくさんのお花を頂戴致しますと
やはり、何と言いましょうか....
ううぅぅぅ。。。胸にグッと込み上げるものがございます。

「えーー!?露天風呂ないの?」の一言で予約を取り消され
「女子の大浴場が狭い!」とクレームを頂戴し
何とかせねばと思うものの、改築しようにもこの景気の悪さ。
通常の融資基準からすれば全然オハナシニナラナイのがつるやの現状です。
そこを、「今やらなければ後がない」という判断だったのでしょう。
メインバンクの指導のもとに、経費の見直しはもとより
つらいリストラも何度となく決行しました。
始めの頃は反発もしましたが、血の通った銀行サンの指導に
今は心から感謝致しております。
その痛みがあればこその今回のリニューアル。
露天風呂がなくても、脱衣室が狭くても「つるやが好きだから」と
お出でいただいたお客様に感謝m(_ _)mでございます。
そして何より、痛みに耐えてずーっとついてきてくれた従業員達にも
心から「ありがとう!」の一言ですね。

リニューアル記念チラシ1.jpg リニューアル記念チラシ2.jpg

さてさて、器を整えたとしても
中に盛り込むものがなくては器も引き立たないというもの。
リニューアル記念にこんなプランが出来上がりました。

おためしプラン
客室に露天風呂がついたので、そこのお部屋のお試しってことですね。
亀の間・鶴の間・丹頂の間・真鶴の間の4部屋です。
真鶴だけはサッシを開けると露天感覚の半露天風呂なのですが
実はね、お風呂の前に枝垂れ桜があるんですよ。
桜の時季には、きっと「ヌハハハ・・・♪」な感じになることでしょう。

レディースプラン
日帰りプラン「グ〜」と、のんびりお泊まりプランの「琴路」をご用意。
なんせ女性のお風呂が狭くてご迷惑をお掛けしていたものですから
絶対女性のお客様を対象にしたお得なプランを作りたかったの。
中でも「琴路」にはピッチピチの伊勢海老がついちゃいます。
半身じゃないですよ、丸ごといっぴき!ド〜ンと!!
海老好きにゃたまんねえ〜〜〜!

宿泊券プレゼント!! 
4/1〜9/30までの間、毎月ご宿泊いただいたお客様の中から抽選で
ペア宿泊券とか利用券とか当たっちゃいます。
ちょっとしたアンケートにお答えいただきますが
半年間、毎月抽選します。
ここ、おっきく出しちゃいましょうか。

こんな感じ

リニューアル記念チラシ3.jpg

さーて、頑張って働らこーっと!!
ニックネーム KOTO at 16:09| Comment(4) | TrackBack(0) | 改築物語