やっと旅館の女将らしいタイトルがつきましたでしょ。いやー、今日はねえ、飾り気のないって言ったらいいのななあ、とにかくホスピタリティの直球を目の当たりにして、何ともホコッとしたしあわせな気分になりました。
ここ数年来、毎朝お風呂に入る習慣があったのですが、病院の中ともなるとそうもいきません。ましてや体に差し込んであるドレーンがまだ抜けてないわけですからせいぜい半身浴、残った上半身は蒸しタオルで拭く毎日なのであります。今日も病室内で、リハビリのお陰で何とかここまで上がるようになった右腕をフルに動かして、ごしごし頑張っておりました。さて次は首周りを入念にいこかしらと鏡に向かったその時・・・・見えちゃったのであります。何がって、ガーゼの隙間から術後6日目の生々しい患部が・・・。全摘ですから胸部に関してはほぼ真一文字になっている、ということは理解しておりました。その一直線の終着点(脇の下)が見えちゃったからさあ大変。リンパ節も切除しているから、べっこりとえぐれちゃて、傷口にはまだ血が滲んでるし、さーっと血の気が引いちゃった。しばらくの間ベッドの上でボーっとしてしまいました。いや、いかんいかん、このままじゃいかんだろっ!と自分を奮い立たせ、リハビリの帰りに病院内の美容院に駆け込み、長い髪をバッサリ切ってみました。25年ぶりに前髪なんか垂らしちゃって、学生時代に戻ったような気分です。ヘアースタイルをガラッと変えて気分も一新!生まれ変わったような気分になりました。
そこの美容院は4年前に入院していた時もよくお世話になっておりましたが、こんな衝撃的なホスピタリティを感じたのは今回が初めてでした。私が案内された椅子の隣では、80過ぎの(90過ぎてるかも)おばあちゃんがパーマをかけておりました。程なくパーマもかかりシャンプーしてブローして、おばあちゃんはみるみるきれいになっていきます。すっかり完成して、バックスタイルを鏡で確認させてもらって、おばあちゃんは満面の笑み!介添えできていた娘さんらしき方(70くらい)が車椅子を押して近づいてきて「あら〜、おばあちゃんきれいになっちゃってー、これじゃデートに誘われちゃうんじゃない?」たまたま隣り合わせになった私まで「おばあちゃんきれい!」。店内は一瞬にしてお花畑にでもなったかのようなホンワカしたムードに。
ここは病院の中の美容院、いろんな事情を抱えた人達がやってきます。おばあちゃんは明日退院だから、私は今のこの思いを断ち切りたかったから。点滴ぶら下げていようがドレーンパックぶら下げていようが、スタッフは何の病気?なんて一切尋ねることもなく、体調を気遣い、体勢を気遣い、慎重にお客様に接する。かといって黙ってカットしているわけでもなく、実に邪魔にならない会話のやり取り。おしゃれを求めてやって来た患者さんが、きれいにしてもらって満足して、また、心機一転やる気にさせてくれたり、なんて素敵なお仕事なんだろうって思っちゃいました。いや〜、マジ癒されちゃったよ。患部をあったか〜い手で包み込んでもらった気分!
旅館もホスピタリティがテーマのお仕事。この「心」を見失うことがないようにしかと天に誓い、間もなく復帰いたします。
2007年01月19日
2007年01月17日
落とし物
歩けるようになってからは病院のコインランドリーで毎日パジャマや下着・バスタオルなどを洗濯しております。昨日も回診前に乾燥機に放り込んで、リハビリが終わってからイソイソと取り込んできました。すると病室へ戻るや否や、knock knock!
「KOTOさん洗濯した?」と看護師さん。
「うん、今終わって取り込んできたとこ。」
「これ、KOTOさんの?」と差し出すビニール袋の中に何やら怪しげな物体。
「うっ、オラのだ!うぇ〜恥ずかしい〜〜〜!!」
「大丈夫、拾ってくれたの女の人だったから(笑)」
「やだー、もっと可愛いの落とせばよかったー!」
「きっとKOTOさんのかなと思って。」
お礼を言ってドアを閉めて、しばらくしてから考えた。何で私の物って解ったんだろ・・・・。そう言えばここの病棟に入っている人たちの名前はちょっとクラシカルな香りが。。。ヨネさん、ミネ子さん、テル子さんに初江さん、あとは男性だし、こんなのはきそうな人はいないか。いやいや、病院ではおとなしい下着を着用するに限ります。ああ恥ずかしや。
「KOTOさん洗濯した?」と看護師さん。
「うん、今終わって取り込んできたとこ。」
「これ、KOTOさんの?」と差し出すビニール袋の中に何やら怪しげな物体。
「うっ、オラのだ!うぇ〜恥ずかしい〜〜〜!!」
「大丈夫、拾ってくれたの女の人だったから(笑)」
「やだー、もっと可愛いの落とせばよかったー!」
「きっとKOTOさんのかなと思って。」
お礼を言ってドアを閉めて、しばらくしてから考えた。何で私の物って解ったんだろ・・・・。そう言えばここの病棟に入っている人たちの名前はちょっとクラシカルな香りが。。。ヨネさん、ミネ子さん、テル子さんに初江さん、あとは男性だし、こんなのはきそうな人はいないか。いやいや、病院ではおとなしい下着を着用するに限ります。ああ恥ずかしや。
2007年01月16日
700c?
「チチの病」のカテゴリが続いて申し訳ございません。
見るもの見るものすべてが興味深く、
逐一ここに記録してしまいたくなるのですが、
あまり克明に書くでないと注意されているので、
ほんのちょっとだけってことで。。。
何が700cなのかと言うと、
手術の日の朝に計った体重と術後1日目に計った体重の差です。
ということは、私の右チチは700cだったってことなのか?
重いのか?軽いのか?・・・
たった700cですけどね、気が付くと体が左に傾いている
馬鹿にできない重量でございますわよ。
よく「バランスが悪くなる」と聞いてはいたものの
おっぱい一個取っただけでヨロヨロよろけるはずもないべ〜って思ってたのよね。
さすがによろけるなんてーことはありませんが
確かにバランス悪いわ。
それに・・・一人?残された左チチ、
相棒がいなくなっちゃったせいかちょいとばかししょぼくれて見えらあ。。。
実はね、おっぱい取っちゃった傷痕、
まだ見てないんですよ。
あ〜あ、勇気がないダメなアタシ〜♪
画像は乳ガン専門の下着屋さんに注文したパッド。感触は限りなく本物に近いのです。接近戦でもばれないかも......あ、脱がない限りは、ですね。
2007年01月14日
手術無事終了
午後1時に手術室に入って午後5時半ころに出てきたそうです。
気が付いたのは6時を過ぎたあたりだったかなあ。
激痛ではないけれど「とほほ・・」な感じで
両肩右腕に痛みがありました。
「ここを出るのは明日の午前11時だって言うし、
今目が覚めちゃったらずーーっとこんな痛み我慢したまま
起きてなきゃいけないのかい・・・」と溜息一つ。
痛みが少しでも和らげばと
「ヒッ、ヒッ、フ〜〜」なんてやってみたりして。。。
効くわけないよねぇ。
そんな心配もよそに、
麻酔が効いているせいかまたすぐにトロトロと眠りにつきました。
1時間おきに(たぶん)看護師さんが検温したり
時々主治医が様子見に来てくれたり。
暑くて堪らず、麻酔のせいでうまく声が出ないのに
患者「先生、これ取っちゃだめ?」
自動的にエアが入ったり抜けたりするマッサージ器のようなものが
両足に巻き付けられてある。
そう言えば術前の説明を受けた時
エコノミー症候群を防止する対策をしますって言ってたっけ。
Dr.「暑いの?汗びっしょりだね。
そうか、じゃ、冷たいタオルで拭いてもらおう。
それで我慢して。」
時計を見れば午後10時過ぎ、
先生ってこんな遅くまで病院にいるんだー。
看護師さんから冷たいタオルで両足拭いてもらってすっきりさっぱりして、
そしてまたトロトロ。
さてさて午前11時は確実にやってきてくれて
自室に戻る準備を看護師さんがテキパキとやってくれます。
イソジンまみれの体を拭いて病衣を着せてくれて、
こっちは自分では動けませんからね、もう築地のマグロ状態。
重たかろうに体を上手にひっくり返しながら、
ホントに大変な作業ですよね。
でもね、掛け物はがしたら私はT字帯一枚ヒラヒラ状態でしょ。
何度かこのT字帯姿を経験してますが
これがなんとも恥ずかしい。
いっそマッパのほうが恥ずかしくなかったりして?
諸外国でもこんなの着けるのかなあ。
日本独特のもの?そのうち誰かに聞いておこう。
自室に戻ってからはもうメキメキ回復していきます。
「立って歩けるようならおしっこの管とりましょうね。」の言葉に]
「絶対立ってやる」と思いましたわ。
これ、嫌ですもんね。
さすがにクラクラフラフラしましたけど、
ちゃんと立って歩けましたよ。
「じゃ外しますね、ちょっとチクッとしますね。」
なんてシラっとした顔で看護師の佐藤さん言うじゃないの。
え?チクッと?これおしっこの管だよ。
そんなとこが、そんなとこがチクッとするなんて・・・
いやだ、怖いよ〜と思っていたら
「はい、お疲れさまでした。」
・・・・はあ?やだよー
無駄に緊張させないでくれよー。
まだ3本管がくっついてる。次は点滴の管が抜けるのかな。
2007年01月10日
病室
さて、いよいよ入院です。
今日からは嫌っていうほど眠れちゃうわけです。
久方ぶりの休暇?だし(入院=休暇?)
せいぜいゆっくり休ませていただくことに致しましょう。
毎日とはいかないまでも、
家族達は見舞いに来てくれると思うのですが(たぶん)
逢いたくても逢えなくなっちゃう家族がもう一人。
3歳になるレオンちゃんに逢えなくなるのは
何気に寂しいものでございます。
そこで東京にいる姉に頼んで
猫のぬいぐるみを買ってきてもらうことにしました。
姉も無類の猫好き、言わずもがな私の好みの猫ちゃんを
例の銀座のお店で見つけて買ってきてくれました。
枕元に置いたデップリとして限りなくアメショに近い風貌のぬいぐるみ、
これで何とか気も紛れるでしょう。
手術は明後日。
風邪引かないように気をつけなきゃ。
そうそう、今日は入院するぎりぎりまで仕事をしてきたのですが、
「留守中面倒かけますが、よろしくお願いしますね。」
とスタッフに挨拶したところ、
「ちゃんとお医者様の言うことよくきいて、
おりこうさんにして、一日も早く良くなってください。
隠れてビールなんか飲んじゃダメですよ。」
と激励されてきました。
隠れてビールかぁ・・・・・ふふ、私の習性バレてらぁ。。。
読みたい本とか英語のレッスンのCDとか
いろいろ持ち込んではみたものの、今はゆっくり寝たい気分。
手術に対する不安?
んーー、ないこともないですが、
今となっちゃあ、もうまな板の上の鯉ですしね。
あ、今日からしばらくお酒飲めなくなっちゃうんだ。
アルコール消毒しないで寝るなんて何日ぶりだろ?
チチの病のおかげで肝臓のケアもできそう・・・・
2007年01月07日
七草
ごぎょう・はこべら・せり・なずな・すずな・すずしろ・ほとけのざ、なぜか言えちゃうこの七草。唄で覚えると覚えやすいものでございます。でも「ごぎょう」ってなに?「ほとけのざ」って・・・?すずなにすずしろ、どっちかが大根だよね。この中で解るの「せり」だけだよ・・・。はるか昔の日本ではこういうお野菜が日常的に食べられていたのでしょうね。
ここ山形では七草の日には「納豆汁」をいただきます。中身はせり・大根・牛蒡に人参、芋がら(ずいき)・ねぎ.....あれ、6草しかない。豆腐も入れるから大豆で七草?あ、こんにゃくも入れるしなあ、こんにゃく芋も入れたら8草だよ。何か間違ってるのかも。でもね、さむーい日には、これがよく体があったまっておいしいでございますぅ。一味(七味より一味)をパッパと振り入れて、うんめーぞー!納豆嫌いの方々には甚だ迷惑な食べ物ですけどね。作っている時なんざ〜、そりゃ〜も〜すんばらしい匂い(臭い?)でございます。
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